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慢性症状とドロドロの血

こんにちは。

先日セミナーに出て勉強してきました。
今回は血液循環についてでした
特に東洋医学での『瘀血』
いわゆるドロドロ血ですね

これが骨盤内臓の中にたまり、ありとあらゆる慢性症状を起こす引き金になるとの事でした
確かに、内臓の血が動かない事でうっ血し血管壁などに血栓ができたり筋膜などの癒着がおきたりすると体全体に悪影響がでそうです

お腹を押した時の痛みや重さなどがある時はもしかしたら内臓瘀血が溜まっているかもしれません

病院などの現代医学では認識がなく治療対策もありません
東洋医学ではこの『瘀血』を流す施術があり慢性症状の重要な病理思想です
原因不明の症状など、もしかしたら瘀血が関わっているかもしれません

背中と自律神経の関わり

こんにちは

前回Instagramに投稿した自律神経を整えると背中の可動域改善した事への解説です


交感神経の中枢は 脊髄の胸髄(T1〜L2) に存在します。
つまり、交感神経の出発点は胸椎の範囲にほぼ一致します。

上部胸椎は心臓・肺・上肢・頭頸部の交感神経支配

中部胸椎は胃・肝臓・膵臓・十二指腸などの上腹部臓器

下部胸椎と上部腰椎は腎臓・腸・膀胱・生殖器などの下腹部臓器

胸椎周辺の筋緊張や可動性低下は、これらの神経節(交感神経幹)を介して自律神経のバランスに影響します。




交感神経過緊張(fight or flight状態)では以下のような変化が起こります

背筋(特に胸椎〜腰椎周囲)の 伸展筋群が過緊張

胸郭が硬くなり、呼吸が浅くなる

胸椎の動きが制限される(特にT4〜T8付近)

この状態が続くと、
胸椎から出る交感神経の刺激が持続的に強くなり
内臓機能低下・冷え・睡眠障害・緊張型頭痛・動悸・不安感 などが出やすくなります。


胸椎がしなやかに動くようになると

呼吸運動が深くなる(→副交感神経が働きやすくなる)

心肺・胃腸の血流が改善

筋肉の過緊張が取れ、交感神経のトーンが低下

つまり、胸椎の調整=自律神経の調整 に直結します。

なので今回は自律神経を介して胸椎の可動域が良くなり首などの動きの改善に効果があった事になります。

なぜ腸活が注目されたのか?

こんにちは

腸活についていいこと書きます。


腸活は何故流行したのか?

2000年代以降に「ヒト腸内細菌叢(マイクロバイオーム)」の研究が進んだことで腸が「第二の脳」や「免疫の司令塔」であることが明らかになりました。

「腸内環境が免疫・メンタル・代謝に関係する」ことが、メディアでもとりあげられた事により注目を浴びました。

その後の2010年代以降、テレビや女性誌で「腸美人」「腸デトックス」「発酵食」などの特集が増え美容・健康両面から腸が語られるようになりました。

「腸を整える=心も体も整う」というイメージが広まったのです。

腸活はコロナ禍の影響で外出自粛・ストレス・不眠・便秘が増え「免疫を上げる」「ストレスを減らす」といった目的で腸活が再ブームになるという経緯です。




ご存知でしたか?

なんと幸せホルモンのセロトニンの90%は腸で作られている!

しかし脳には届かない!





.......届かないんかい!



脳には血液脳関門という関所があるため頭まで腸セロトニンはいかないのです

しかし腸の状態が脳のセロトニン系に影響を及ぼすことがわかってます


ストレスでおなかが痛くなる

腸の不調で気分が落ち込む

など腸と脳は相思の関係なのです

その他にも腸には免疫細胞の70%が存在したり

腸の炎症などで「不安・うつ・倦怠感」がおきたり


腸内細菌は第二の脳ともいわれることも

腸内が乱れることで脳の神経伝達物質のバランスも崩れ

メンタルにも影響が出るのです


まだまだ腸活は流行しているので今から始めても遅くありません

鍼灸は腸活との相性バッチリなので併用するのもいいですね

お互い体にいい生活を送りましょう!



.....がんばります。

慢性痛と自律神経失調の関係

こんにちは

慢性痛と自律神経の関係についてなるべく簡単に解説したいと思います。


まず、一般的に「慢性痛(まんせいつう)」とは3か月以上(または通常の治癒期間を過ぎても続く痛み)を指します。


慢性痛とは何なのか?

• 多くの急性炎症や組織修復は、おおむね3か月以内に終息する。

・3ヶ月以上続く痛みは神経が変化し神経伝達が過敏化して機能異常に陥り、体を守る生理的な痛みから痛みという事象が脳に固定される状態(交感神経依存性疼痛)になっている。

という事です。


慢性痛と自律神経がどう関係するのか?


痛みを感じるとき、脳では「危険信号」として交感神経が活性化します。

短期間(急性炎症)であれば、これは正常な防御反応です。
しかし、痛みが長引くと…

交感神経の過剰興奮 → 血管収縮 → 酸素・栄養不足 → 痛み物質が滞る

→ 再び交感神経が興奮する…という悪循環に陥ります。

この悪循環を断ち切る方法の1つとして自律神経を調整できる鍼灸が選択されます。

鍼灸で自律神経を調整することで疼痛閾値を上げる事ができるエビデンスもあります。

なかなかとれない、無くならない痛みの原因は脳の感覚や神経伝達に問題があるのかもしれません。

疲労感と自律神経失調の関係

こんにちは。

今日は疲労感と自律神経です。

疲労の原因は大きく分けると

「身体的疲労」

「精神的(神経的)疲労」

に分かれます。


① 精神的・神経的疲労の原因

(自律神経・脳の働きに関係)

1. 交感神経の過剰緊張
• ストレス・緊張・不安などで交感神経が優位になると、常に「戦う/逃げる」モードになり、休めなくなる。

• コルチゾールやアドレナリンが長時間出続けることで、神経細胞が過労状態に。

2. 副交感神経の低下
• 睡眠が浅い、休息時間が短い、夜更かしなどで回復ができない。

• 交感神経と副交感神経の切り替えができず、疲労が蓄積。

3. 脳内神経伝達物質の枯渇
• ドーパミン・セロトニン・アセチルコリンなどが使われすぎる。

• 集中力低下・意欲低下・うつ傾向が出る。

4. 慢性的ストレス
• ストレスホルモン(コルチゾール)が長期的に高いと、ミトコンドリア機能が低下し、エネルギー産生が減少。



② 身体的疲労の原因

(細胞・筋肉・代謝レベルの疲労)

1. ATP(エネルギー)不足
• ミトコンドリア機能低下、栄養(糖・脂質・ビタミンB群・鉄・CoQ10)の不足。

• 細胞でエネルギーが作れず、筋肉や臓器の機能低下。

2. 活性酸素・酸化ストレス
• 過剰な運動、ストレス、喫煙、睡眠不足などで発生。

• 細胞のDNA・タンパク質・脂質が酸化され、疲労感が増す。

3. 炎症性サイトカインの影響
• 慢性炎症(腸、歯周病、筋肉など)があると、IL-6・TNF-αなどの炎症物質が脳に影響し、「疲労感」を感じさせる。

4. 血流低下・酸素供給不足
• 自律神経の乱れ・筋肉の緊張・冷えなどで血行が悪化。

• 細胞に酸素と栄養が届かず、代謝が滞る。

5. 内臓の機能低下
• 肝臓(解毒・エネルギー生成)、腎臓(老廃物除去)、副腎(ホルモン分泌)などが疲弊していると、全身の倦怠感につながる。



③ その他の要因
• 睡眠の質の低下(レム睡眠不足)

• 栄養バランスの乱れ(特に鉄・マグネシウム・ビタミンB群不足)

• 脱水

• ホルモンバランス(甲状腺・性ホルモン)

• 腸内環境の悪化(腸脳相関)


鍼灸が疲労感を改善する作用

① 自律神経のバランス調整

• 鍼刺激は末梢の感覚神経を介して視床下部・延髄の自律神経中枢に作用。

• 交感神経の過剰興奮を抑え、副交感神経を高めることで心拍・血圧・筋緊張・ストレスホルモンを安定させる



② 血流と酸素供給の改善

• 鍼刺激により**局所の一酸化窒素(NO)**が放出され、血管が拡張。

• 筋肉・脳・内臓への血流量が増え、酸素と栄養の供給・代謝産物の排出が促進。


③ ミトコンドリア機能の活性化

• 適度な鍼刺激は細胞内Ca²⁺とNOを介してミトコンドリア呼吸鎖を活性化。

• ATP産生が増え、エネルギー回復が促される。


④ 炎症性サイトカインの抑制

• 鍼刺激により副腎髄質からコルチゾール・エンドルフィンが分泌。

• 炎症性サイトカイン(IL-1β, IL-6, TNF-α)を抑制し、慢性炎症性疲労を改善。


⑤ 脳内ホルモンの正常化
• 鍼は視床下部-下垂体-副腎軸(HPA軸)を整えセロトニン・ドーパミン・エンドルフィンのバランスを回復。

• 「リラックス」「幸福感」「回復力」を脳レベルで高める。

疲労感の原因と鍼灸の効果をみると鍼灸施術がよく効く事がわかります。

なので自律神経を調整する事は体の回復に必須なのです!

生理痛と自律神経失調の関係

こんにちは。

今回は自律神経失調と生理痛の関係についてです。

生理痛(=月経困難症)と自律神経失調症は、非常に深く関係しています。

生理痛の主な原因は、子宮が経血を外に出すときに分泌される

「プロスタグランジン」

という物質です。

この物質が多すぎると

• 子宮の過剰収縮

• 血管収縮による虚血(酸素不足)

• 炎症・痛みの信号増強

が起こります。


自律神経失調が生理痛を悪化させる理由は

(1) 子宮の血流低下

交感神経が過剰に働くと、血管が収縮して子宮への血流が悪くなります。

→ 酸素不足で痛み物質が増える
→ 痛みが強くなる

(2) ホルモン分泌の乱れ

自律神経は脳の「視床下部」でホルモン系(下垂体・卵巣ホルモン)と連動しています。
ストレスや不眠で自律神経が乱れると

• エストロゲンやプロゲステロンのバランスが乱れる

• 排卵・月経周期が不安定になり生理痛・PMS(生理前症候群)が悪化

(3) 痛みの閾値低下 ←大事!

自律神経失調では「痛みを感じやすい」状態になります。
(交感神経過剰で筋肉が緊張し、末梢神経が敏感になる)

→ 同じ刺激でも痛みを強く感じやすい

(4) 炎症・浮腫・冷え

自律神経の乱れで末梢循環が悪くなり、骨盤内の冷えや浮腫が起こります。

→ プロスタグランジンが増加しやすくなる

→ 痛みの悪循環



普段から身体的、精神的ストレス等で自律神経が乱れている時はより強い症状が現れます。

体が疲弊しきっている、ボロボロの状態は一回リセットしないと症状の改善が見られない事があります。


そこでの鍼灸刺激は副交感神経を高め、骨盤血流を改善したり炎症反応を正常化することができます。

→ プロスタグランジン抑制・痛み閾値上昇・ホルモン調整

が同時に起こることで生理痛の改善がみられます。

夏の終わりと肩こりと
〜自律神経の関係を添えて〜

こんにちは。

夏の終わりがとうとうきましたね。

猛暑の疲れのせいか肩がこる今日この頃


9月は体の不調が多くなる月

9月病なるものがあったり

秋バテなるものがあったり

秋雨前線なるものが来たり

サンマが安くなったり

季節の変わり目だったりでそりゃ体に言い訳がありません。


そんなストレスが起こす自律神経の失調は様々な影響を及ぼします

もしかしたらあなたの肩こりの

筋肉が硬くなってしまうその姿勢の悪さは自律神経も関わっているかもしれません


肩がこる方は大体首の付け根に症状が現れます

ここには首から肩甲骨にかけて伸びている筋肉が付着してきます

これが肩こり筋と言われているものです

姿勢が悪くなると猫背になり首の位置が悪くなります

首の位置が悪くなると首から出ている筋肉も伸ばされたりするので

肩甲骨の付着の部分に負担がかかり痛みが出ます。

なので姿勢の改善が大事なのですが

背中や胸郭の動きには自律神経も関わってきます

緊張状態、交感神経の過緊張により呼吸が浅いと胸郭の動きが悪くなるので背中の姿勢も悪くなり

猫背になる

つまり自律神経の影響で姿勢が崩れます

これにより肩こりなど様々な症状が出る事があります

一度呼吸の深さを見直してみると良いかもしれません。


今度当院での肩こり施術はどんな事をしているか書いてみようと思います

筋トレの効果

筋トレがもたらす好影響


筋トレは筋力や体力の向上に直結します。

筋肉量が増えることで基礎代謝が高まり脂肪燃焼が促進されることで太りにくい体づくりに役立ちます

また、姿勢改善や関節の安定性向上により腰痛や膝痛の予防にも効果的です。

さらに骨密度が上がり、将来の骨粗鬆症予防にもつながります。

ホルモン分泌の活性化によるアンチエイジング効果や疲労回復、さらにはエンドルフィンによるストレス解消や睡眠の質向上も期待できます。

継続することで自信やモチベーションが高まります。

年々体は歳をとっていくもの努力は早くから習慣にしましょう!

足底筋膜炎について

こんにちは。

足の裏の痛みにお悩みの方へ

かかとの真裏や周囲ではなく土踏まず寄りに痛み

朝の一歩目の痛みや歩き始めの痛みなど

そんな症状のある方は足底筋膜炎かもしれません。


原因としてよく挙げられるのが

足のアーチの低下

足のアーチは4つあり縦2つ横2つあり

その中でも土踏まずの所が縦のアーチの1つになります。

土踏まずのアーチが弱くなる原因として

1.足の裏の筋肉の低下

2.ふくらはぎから足裏にかけてついている筋肉の低下

3.足首周囲の関節のズレ

4.骨盤、股関節からくる足のねじれ

などがあります

これらにより足がついた時に土踏まずが土踏みになり

足の裏がベターっと伸びることで硬い足底筋膜が引き延ばされ骨の付着部付近で痛みがでるのです。


当院の治療としては

足の裏とふくらはぎの筋肉へ活性化刺激

固まって動きの悪い筋肉へのアプローチ

足首の関節へのアプローチ

骨盤周囲特に股関節からの影響を取り除く

アーチを作るテーピング

を行って足裏に負担のかからない身体作りをしていきます。

1年以上痛みを抱えていた患者様もいたので早めに治療するといいと思います。


お悩みの方はご相談下さい。



今日のラッキー経穴

『水泉』

アキレス腱のうちくるぶし寄りにあるツボで

足底筋膜炎、アキレス腱やふくらはぎの症状に使います。

腎のツボなので浮腫にも効きますね

質問コーナー(神経痛・痺れについて)

こんにちは。

今日の質問コーナーは

『坐骨神経痛、しびれはよくなりますか?』

です。

神経痛、しびれは多くの患者様の悩みです。

そこで整骨院で治せる神経痛、治せない神経痛について話していこうかと思います。


まず治せない坐骨神経痛

『狭窄症や圧迫骨折、腫瘍など構造物自体に問題や原因があるもの』

です。

骨が変形や潰れてしまったなど硬い骨が原因でなってしまったものは正直外から触ってもよくなりません。
そこの原因を取り除くとしたらお医者様の手術に頼ることになります。

しかし、病院で狭窄症や圧迫骨折があると診断された神経痛や痺れもとれる事があります。

それは何故でしょうか?


ちなみに治せる神経痛は

『筋肉や筋膜などに邪魔され神経の動きが悪くなるのが原因』

のものです。

坐骨神経が背骨から出て足の先まで辿り着くまでに血管と併走しながら筋肉の間を通ります。
筋肉の表面には筋膜がありこの膜の滑りが悪くなると通っている神経の動きが悪くなり変に引っ張られると神経が反応を起こします。

なので
『癒着や滑りの悪い筋膜をゆるめる』

『姿勢を戻す事で神経の走行を正しくする』

事が大事になってきます。
亀山整骨院ではこの2つの改善で神経痛や痺れをとっていきます。

よって先ほどの狭窄症や圧迫骨折があっても取れる神経痛は何故かというと

『狭窄症や骨折があっても神経痛の原因は筋膜や姿勢にあった』

と言う事です。

もちろん全員そうではないので病院との連携が大事になっており、当院は提携医へのご紹介も行っております。

ご自身の状態はどうですか?

病院で何ともないと言われた神経痛を放置していませんか?





今日のラッキー経穴

『印堂』

両眉毛の間、眉間にあるツボです。
鼻炎、頭痛、目の症状などに使います。

はあ…インドカレー食べたい…