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慢性痛と自律神経失調の関係

こんにちは

慢性痛と自律神経の関係についてなるべく簡単に解説したいと思います。


まず、一般的に「慢性痛(まんせいつう)」とは3か月以上(または通常の治癒期間を過ぎても続く痛み)を指します。


慢性痛とは何なのか?

• 多くの急性炎症や組織修復は、おおむね3か月以内に終息する。

・3ヶ月以上続く痛みは神経が変化し神経伝達が過敏化して機能異常に陥り、体を守る生理的な痛みから痛みという事象が脳に固定される状態(交感神経依存性疼痛)になっている。

という事です。


慢性痛と自律神経がどう関係するのか?


痛みを感じるとき、脳では「危険信号」として交感神経が活性化します。

短期間(急性炎症)であれば、これは正常な防御反応です。
しかし、痛みが長引くと…

交感神経の過剰興奮 → 血管収縮 → 酸素・栄養不足 → 痛み物質が滞る

→ 再び交感神経が興奮する…という悪循環に陥ります。

この悪循環を断ち切る方法の1つとして自律神経を調整できる鍼灸が選択されます。

鍼灸で自律神経を調整することで疼痛閾値を上げる事ができるエビデンスもあります。

なかなかとれない、無くならない痛みの原因は脳の感覚や神経伝達に問題があるのかもしれません。