03-3962-6882

ブログ

なぜ老化は病気に繋がるのか?健康で若々しく生きるための勉強回Part1〜

勉強回ということで『老化とは何か』をブログを通して書いている私と読んで下さっている皆様と知識を共有し健康に過ごしていけるきっかけになればなと思います。

もちろん老化は止める事はできません。

まだまだ研究段階が殆どで解明されていないのが多々ありますし、ここに書く事が全てではないのでそこは御容赦下さい。



はじめに私たちは誰もが年齢を重ねます。しかし、「年を取ること」と「老化」は同じ意味ではありません。

老化とは、時間の経過とともに体や細胞の機能が徐々に低下し、病気や死亡のリスクが高まる生物学的な現象です。これは人間だけでなく、多くの動物にも共通して見られます。


老化はなぜ起こるのか

人間の体は約37兆個の細胞でできています。若い頃は細胞が盛んに分裂し、傷ついた組織を修復できます。しかし年齢を重ねるにつれて、この修復能力が低下していきます。

つまり、老化とは体に生じたダメージが修復能力を上回る状態なのです。


老化を引き起こす9つの特徴(Hallmarks of Aging)

現在の老化研究では、老化には共通する特徴があることが分かっています。

① DNA損傷

紫外線や放射線、活性酸素などによってDNAは毎日傷ついています。

若いうちは修復できますが、年齢とともに修復能力が低下し、異常な細胞が増えていきます。



② テロメアの短縮

染色体の末端にはテロメアという保護キャップがあります。

細胞は分裂するたびにテロメアが短くなり、限界まで短くなると分裂できなくなります。

これが「細胞寿命」の一因と考えられています。



③ エピジェネティクスの変化

DNAの配列は変わらなくても、「どの遺伝子を使うか」という設計図が変化します。

年齢とともに正常な遺伝子の働きが乱れ、老化が進行します。



④ タンパク質の異常

体を作るタンパク質は時間とともに変性し、不要なタンパク質が蓄積します。

これはアルツハイマー病などにも関係しています。



⑤ ミトコンドリアの機能低下

ミトコンドリアは細胞の発電所です。

老化するとエネルギーを十分に作れなくなり、

* 疲れやすい
* 筋力低下
* 臓器機能の低下

につながります。



⑥ 細胞老化(Senescence)

傷ついた細胞は分裂を停止します。

本来はがんを防ぐ仕組みですが、老化細胞が体内に蓄積すると炎症を引き起こし、周囲の細胞にも悪影響を与えます。

近年、この老化細胞を除去する研究が大きく進んでいます。



⑦ 幹細胞の減少

幹細胞は新しい細胞を作る「種」のような存在です。

年齢とともに減少すると、

* 傷が治りにくい
* 筋肉が付きにくい
* 臓器の再生能力が落ちる

といった変化が現れます。



⑧ 細胞間コミュニケーションの異常

細胞同士はホルモンやサイトカインなどで情報交換しています。

老化するとその連携が乱れ、炎症や免疫異常が起こりやすくなります。



⑨ 慢性炎症(Inflammaging)

高齢者では軽い炎症が常に続く状態になります。

これを**Inflammaging(炎症+老化)**と呼びます。

慢性炎症は

* 動脈硬化
* 糖尿病
* 認知症
* がん

など多くの加齢性疾患の原因になります。



以前は「老化=自然現象」と考えられていました。

しかし現在では、

老化は多くの病気の最大の危険因子

と考えられています。

例えば、

* がん
* アルツハイマー病
* 心臓病
* 骨粗しょう症
* 糖尿病

これらはすべて加齢とともに発症率が急激に上昇します。

そのため近年では、「病気を一つずつ治療するよりも、老化そのものを遅らせる方が健康寿命を延ばせるのではないか」という考え方が注目されています。


現時点では、老化を完全に止める方法は見つかっていません。

しかし、多くの研究で老化の進行を遅らせられる可能性が示されています。

代表的な方法は次のとおりです。

* バランスの取れた食事
* 適度な運動(特に筋力トレーニング)
* 良質な睡眠
* 禁煙
* 過度な飲酒を避ける
* ストレス管理
* 肥満の予防

いつも健康番組で言われている事ばかりですね、しかしその基本的な事が大事です。

回数を重ねていく毎に内容を深掘りしていければなと思います。