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自律神経の乱れと腰痛の関係
東洋医学からみる身体のサイン

腰痛というと、骨や筋肉の問題を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、検査では大きな異常が見つからないにもかかわらず、腰の重だるさや痛みが続くケースもあります。

そのような場合は、ストレスや生活習慣、自律神経のバランスの変化が影響している可能性も考えられます。

西洋医学からみた自律神経と腰痛

自律神経は、呼吸や血流、内臓の働き、体温調節などを無意識にコントロールしています。

ストレスや睡眠不足などが続くと交感神経が優位になりやすく、次のような変化が起こることがあります。

* 筋肉が緊張しやすくなる
* 血流が低下しやすくなる
* 疲労が回復しにくくなる
* 痛みを感じやすくなることがある

これらが重なることで、腰の張りや慢性的な違和感につながる可能性があると考えられています。

東洋医学では「気・血・水」のバランスを重視

東洋医学では、身体は「気(エネルギー)」「血(けつ)」「水(すい)」のバランスによって健康が保たれていると考えられています。

ストレスや疲労、睡眠不足などが続くと、「気」の巡りが滞る「気滞(きたい)」の状態になりやすいとされます。

気の巡りが悪くなることで筋肉が緊張しやすくなり、肩こりや腰の張り、疲れやすさなどを感じる場合があると考えられています。

また、血流の滞りを「瘀血(おけつ)」と表現し、腰の重だるさや慢性的な不快感との関連が語られることもあります。

さらに、東洋医学では腰は「腎(じん)」と深い関係があるとされています。

ここでいう「腎」は西洋医学の腎臓そのものではなく、成長・老化・生命エネルギー・生殖・骨などに関わる働きを含む東洋医学独自の概念です。

加齢や慢性的な疲労によって「腎」の働きが低下すると考えられる状態では、腰に力が入りにくい、慢性的な腰のだるさを感じるなどの特徴がみられるとされています。

日常生活でできるセルフケア

自律神経や東洋医学の考え方を踏まえると、次のような生活習慣が体調管理に役立つ可能性があります。

* 十分な睡眠を確保する
* 軽いウォーキングやストレッチを行う
* 身体を冷やさないよう心掛ける
* 深呼吸や趣味などでストレスをため込みにくくする
* バランスの良い食事を意識する

まとめ

腰痛の原因は一つではなく、筋肉や関節の問題だけでなく、ストレスや生活習慣、自律神経のバランスの変化など、さまざまな要因が関係している可能性があります。

東洋医学では「気・血・水」の巡りや「腎」の働きといった視点から身体全体のバランスを重視します。西洋医学と東洋医学は考え方が異なりますが、どちらも身体全体の状態を見直すという点では共通しています。

定期的な施術によって回復力が高まることにより元に戻る時間を短縮させる狙いがあります。

なお、腰痛には整形外科的な疾患や内臓の病気が原因となる場合もあります。症状が長く続く場合や、しびれ・筋力低下・発熱・排尿や排便の異常などを伴う場合は、医療機関で相談することが大切です。